ヨルと考える、日記のこと
日記は何のために書くのか
写真に日時が残っていても、その前後で何を話し、どう感じたかまでは分かりません。日記に言葉を添えておくと、出来事と一緒に当時の自分の考えも読み返せます。何を記録すると振り返る意味が生まれるのか、書き始める手間はどう減らせるのか、実例から考えます。
「何もなかった日」に、何があった?
旅行や誕生日なら、日記の題材に迷わないかもしれません。困るのは、仕事をして、ご飯を食べて、いつもどおり帰った日です。書くほどのことはない気がする。
例えば、家族の言い間違いで笑った日なら、何と言ったのか、そのあとどう話したかも書いておきます。写真の日時だけでは分からない会話と、自分が何を面白がったのかを一緒に残せます。
SNSの「日記界隈」で取り上げられる記録には、日々の絵や家族とのやり取りもあります。旅行や記念日だけでなく、普段の暮らしにも書く題材があります。
例えば「仕事が忙しかった」とだけ書くと、何に困っていたのかまでは分かりません。どの作業に時間がかかったか、誰かに相談したか、そのあとどう考えたかも書いておくと、当時の状況を読み返せます。同じようなことで迷ったとき、自分が前にどう考えていたかを確かめる材料になります。
出来事を一つ選び、前後の会話や自分の反応を加える。そこから、あとで振り返るための記録を作れます。
書いた日に答えが出ていなくてもかまいません。迷っていた理由まで残っていれば、考えが変わったときに比べられます。
卵焼きの写真に、写っていない話
食事を日記に書くなら、食べたものに加えて、誰と何を話したか、自分がどう感じたかも記録することが大切です。前後のやり取りがあると、何が楽しかったのか、なぜ印象に残ったのかを振り返れます。卵焼きの写真を手がかりにした会話で見てみます。
この卵焼き、何か話があった?
弟が初めて焼いたんだ。崩れたところを見て「島になった」って言うから笑っちゃった。
あとから思い出したいのは、どのあたり?
失敗しても一緒に笑って食べたことかな。味はおいしかったよ。
会話を整理した日記の例
19時ごろ、弟が初めて焼いた卵焼きを夕食に食べた。形が崩れたところを「島になった」と言うので、一緒に笑った。味はおいしかった。失敗した形も含めて、笑いながら食べた時間を覚えておきたい。
会話と日記は説明用の架空例です。実際に生成された日記ではありません。写真にない気持ちは、本人が話した内容から書いています。
何を話せばいいか、思いつかないなら
一日の終わりに、朝から何があったかを思い出すだけでも手間がかかります。書くことを探し、どう話そうか考えているうちに、日記を開いたままになることもあります。おまかせ日記では、この話し始めるまでの部分から手助けしたいと考えています。
ヨルは、許可した写真や予定、立ち寄った場所をもとに、「このとき何してた?」と聞きます。具体的に聞かれたことに答え、そこから、そのときの気持ちや理由を話していく。話題と文章を一から用意せずに振り返れるよう、会話を日記の下書きに整理します。内容は自分で読んで直し、確定できます。
最近の写真に、話しておきたいことはある?
自分の一日に戻ってみる
ここからは、あなたの番。答えを送ったり、きれいな文章にしたりする必要はありません。気になる問いだけ開いてみてください。
手元に最近の写真があれば、一枚見てみてください。写っているものから、そのとき何をしていたかを考えます。写真がなければ、最近の予定や食事の場面からでもかまいません。
今日のどの場面に、少し戻ってみたい?
何があった?
一日を全部まとめず、一つの場面を思い浮かべます。
小さな答えの例
駅の階段で、荷物を持ち替えながら友だちのメッセージを読んだ。
何も浮かばない日もあります。問いを閉じて、別の日に読み直しても大丈夫です。
「まだよく分からない」も、その日に考えていたこととして残せます。
書きたくない話まで答える必要はありません。自分だけが読み返すページでも大丈夫です。